AppleとGoogleのOfficeソフト無償提供はSurfaceの深刻な脅威になる
今日は世間は新型iPhone一色である。そこかしこに行列・・・。いや、見ない見ない。9月23日にはきっと「Surface祭り」が起こる(はず)。
さて、以前の記事でも触れたが、Surface RTは、「タブレットでありながら、WindowsPCのMicrosoft Officeとほぼ同じもの(Office 2013 RT)が動く」というのが最大の売りである。
しかし、その優位を揺るがしかねない動きが、対抗プラットフォームから出てきている。それは、「自社プラットフォーム向けのOfficeアプリの無償提供」である。
Google、QuickofficeのAndroidおよびiOSアプリを無料に - ITmedia エンタープライズ
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既にAppleは9月11日に無償化の方針を発表していたが、ついにGoogleも追随することになった。
これにより、互換性に目をつぶれば、他社のプラットフォームで無料でOfficeを利用できる。これは、Microsoftにとって深刻な脅威である。
いうまでもなく、MicrosoftにとってOfficeはドル箱商品である。何せ、下手なPCやタブレットより高価である。
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ユーザーがPCからスマートデバイスへ移行する中で、MicrosoftはOfficeのバーゲンセールにでるのか、それともプレミアムを守るのか。難しい選択である。
私個人は、Surface RTやWindows Phone向けにはOfficeをストアアプリ化して無償提供し、iOSやandroid向けに安価な有償アプリを提供するのがよいのではないかと思うが、さて、MSはどうするつもりなのだろうか。
なお、現時点でも、継続課金制のOffice365利用者向けにOfficeアプリ自体は提供されている(当然高い)。