Surface 2からロックアウトされる前に、BitLocker回復キーを控えておこう
Microsoft公式ページのBitLockerについてのFAQ
Surface 2の内蔵ドライブは、暗号化機能によって保護されている
Surface 2は、外出先に持ち出して使用することを想定しているデバイスです。このため、紛失や盗難のリスクに対する備えが必要になります。
システム上の備えとして、Surface 2は、「BitLocker」というドライブ暗号化機能が標準で有効になっており、仮に紛失・盗難にあって、内蔵ドライブを抜き出されても、中のデータは流出しないような仕組みになっています。
BitLocker ドライブ暗号化でファイルの保護をサポートする - Microsoft Windows ヘルプ
(Windows RTでは、あらかじめBitLockerが有効になっており、ユーザーがオフにすることはできません)
なぜか自分がロックアウトされることがある
ところで、皆さんは、ホテルに宿泊しているとき、オートロック式のドアからうっかり外に出てしまい、締め出し(ロックアウト)にあったことが一度はあるのではないですか? (え、ない? それは失礼いたしました)
これと同じ現象が、Surface 2でも起こり得るのです。
Surface の BitLocer 回復キー: 世の中は不思議なことだらけ
上記のリンクは、Windows 8.1解説本の定番、「Windows 8.1完全制覇パーフェクト」の著者、さくしまたかえさんが遭遇された事例ですが、ほかにもタイムラインを見ていると同様の事態が発生している方を見かけました。
自分のマシンから締め出し、まさに「ロックアウト」です。
なぜ発生するの?回避策は?
もちろん通常はこのような締め出しを食うことはありませんが、Microsoftの公式ページによると、以下のようなケースで発生するとのこと。
PC が回復モードに移行する理由は 1 つではありません。たとえば、組織のパスワード セキュリティ ポリシーによっては、一定の回数サインインに失敗した場合、ユーザーがロックアウトされます。また、PC のハードウェアの異常のほか、予期しない構成変更など、セキュリティ イベントが関係している場合もあります。
BitLocker 回復キー: よく寄せられる質問 - Microsoft Windows ヘルプ
ちょっとムズカシイことが書いてありますが、要はハードの異常などが原因で起こるようです。
いったん起こってしまうと、「回復キー」の入力を求められます。
転ばぬ先の杖、BitLockerの回復キーをあらかじめ控えておこう
ロックアウトに対する対策はシンプルです。「トラブルに遭う前に、回復キーを確認しておくこと」です。自分の回復キーは、以下のページにアクセスすれば確認できます。
http://windows.microsoft.com/recoverykey
このページに書いてある情報をあらかじめプリントアウトするかメモするかして保管しておけば、ロックアウトされてもそのキーを使って回復することができます。ほかのパソコンやiPhoneからキーを確認する手間はいりません。
備えあれば憂いなし、Surface 2の箱に入れてしまっておけばいざというとき安心ですね!
それではー。
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