Surface Pro 4 / 3 ビジネス活用日記

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ネットブックの再来:「Windows 8.1 with Bing」の正体は新たなディスカウントWindows

 

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When rumors of a new Windows version called Windows 8.1 with Bing emerged, many Microsoft watchers speculated about what was happening. But I can report now that Windows 8.1 with Bing is nothing more than the low-cost version of Windows that Microsoft will offer to hardware makers that sell PCs for less than $250.

Windows 8.1 with Bing Revealed | Windows 8 content from Paul Thurrott's SuperSite for Windows

 

Windows 8.1 with Bing」は単なるディスカウントWindowsだった

 

少し前からWZor発のリーク情報が出回っていた「Windows 8.1 with Bing」 ですが、その正体は、250ドル以下の低価格マシン向けの「ディスカウントWindows」であるとの見解をWindowsウォッチャーPaul Thurrott氏が示しました。

 

Thurrott氏の記事には、バージョン表記を示す画面写真も掲載されているので、本物をテストした結果とみて間違いないでしょう。

 

Thrrott氏が入手したMicrosoftの内部文書によると、Bing版の制限事項はわずかで、IE11の初期設定の検索エンジンが「Bing」になっており、HPやlenovoなどのOEMメーカーはこれを変更することができないという点だけのようです。

 

初期設定はBingだが、ユーザーが変更するのは自由

 

ただし、ユーザーは検索エンジンを自由変更できますし、必要なら「Firefox」「Chrome」をインストールすることもできます。

 

So when a user who buys such a PC starts Internet Explorer, Bing will automatically be configured as the default Search Engine. And no other Internet Explorer defaults are changed. And, yes, the user can change the default search provider.

 

したがって、これは事実上、単なる安売り版Windows 8.1であり、かつてネットブックとともに絶滅した「Windows 7 Starter」を復活させたと考えればよいでしょう。

 

現代版・ネットブックが復活する!

 

Windows 8.1 Update 1(正式名称はまだ不明)は、今後成長が見込まれる低価格マシン向けに、メモリ1GB&ストレージ16GBで動作するよう変更される方針がすでにMicrosoftから発表されています。

 

Windows 8.1 with Bingは、これらのマシンにインストールされると考えるのが自然でしょう。

 

ところで、死滅したと思われていたネットブックですが、実は最近復活する動きがあるのをご存知でしょうか?

 

HP、lenovoASUSが、「10インチ画面、Office Home and Business2013がインストールされて5万円程度」のノートパソコンを相次いで投入しています。

 

 

 

 

 

 

Windows 8.1 Update 1登場後、WindowsPCはさらに低価格化する

 

現在、Office Home and Businessがついて5万円程度で売られているこれらのマシンは、Bing版Windows 8.1が正式に登場すれば、さらに安い価格になることは容易に想像できます。

 

各OEMメーカーも、海外でChromebookとして売っているハードにこれを載せて売れば、簡単に市場投入できるはずです。そうなると、3万円前後の価格設定もあり得るのではないかと思います。

おそらくタブレット、いわゆる8タブの価格もさらに下がるでしょう。

 

ユーザーにとっては、デメリットもなく「よい話」であるのは間違いありません。

 

Surface 2はどこへ向かう? その答えはやはりbuildに

 

さて、Surface 2ユーザーとして気になるのは、「本家Windows 8.1マシンが仮に3万円台になってきた場合、44,800円~のSurfaceシリーズの立ち位置はどうなるのか?」ということです。

 

もともと、SurfaceシリーズはAppleiPadに対抗する位置づけで、価格もiPadより若干安いところに設定されています。タブレットとしてはハイエンドの製品です。

 

ところが、Microsoftが競争相手をGoogleに変更し、Windowsの低価格化でそれに対抗する方針に転換したことで、Surfaceシリーズは今後どちらへ向かうのか、大変気になるところです。

 

ハイエンド路線を続けるのか、超ローエンド路線に転換するのか?

4月2日に開幕する「build 2014」で詳細が明らかになると期待して待ちましょう!

 

 

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