Surface Pro 3の法人向けファームウェアアップデートパックを適用する手順
Microsoft Surface 法人向けサポート | 法人向け Surface – 保証とサポート
法人向けSurfaceのサポートは、個人向けとは別に提供
Surfaceシリーズは、個人向けにも法人向けにも販売されていますが、個人向けと法人向けでは、製品自体も、サポートの内容も異なっています。
サポート内容で大きく違う点の1つが、ファームウェアアップデートの配布方法です。
個人向けには、Windows Updateを通じて配布されていますが、法人向けには、専用のファームウェアアップデートパックが提供されています(※Proシリーズのみ)。
この記事では、Surfaceの法人向けサポートページに記載されている適用手順を調べてみました。
アップデートパックのダウンロード提供の場所とPDFマニュアル
Surface Proの法人向けファームウェアアップデートパックは、以下のページから提供されています。現時点では、ダウンロードページは英語のみです。
提供されているファイルのリストは以下の通りです。機種名が明示されているものは特定の機種専用、明示されていないものは全機種用です。
File Name:
- Surface Ethernet Adapter.zip
- Surface Gigabit Ethernet Adapter.zip
- Surface Pro - Enterprise Deployment Quick Start Guide-June2013.pdf
- Surface Pro - Enterprise Deployment Quick Start Guide-June2013_JP.PDF
- Surface Pro 1 - August 2014.zip
Surface Pro 2 - July 2014.zip Surface Pro 3 KB2978002.zip SurfacePro3 - November 2014.zip SurfacePro3PenDriverOct62014.zip Windows8.1-KB2969817-x64.msu
「Download」ボタンを押すと、ダウンロードするファイルを選択する画面が表示されるので、チェックして「Next」をクリックし、ダウンロードを行います。
適用(デプロイ)方法の詳細については、上記でダウンロードできるうちの
- Surface Pro - Enterprise Deployment Quick Start Guide-June2013.pdf(英語)
- Surface Pro - Enterprise Deployment Quick Start Guide-June2013_JP.PDF(日本語)
の2ファイルにPDF形式で記載されているので、こちらだけ先にダウンロードしておくのがよいかもしれません。
詳しくは、当該PDFファイルをご覧いただきたいと思いますが、ネットワーク経由でアップデートを適用するには、「純正Ethernetアダプター」または「USBキー + USB Ethernet アダプター」が必要です。
ネットワーク展開を実行するには、まず Surface Pro をネットワークに接続する必要があります。
ネットワークに接続する方法には 2通りあります。PXE ブートに完全に対応した Surface Pro 用 Ethernet アダプターを使用する方法と、起動可能な USB キーと USB で接続するイーサネット アダプターを使用する方法です。
いずれにせよ、有線ネットワーク接続が必要になり、Wi-Fiではできないとのこと。ここはセキュリティ上の措置なのでしょう。
結論:法人向けでも、ファームウェアは最新に!
法人向けSurfaceは、個人向けと異なりWindows Updateでインストールされるわけではありません。管理者によるアップデートが必要です。
以前の記事でもご紹介したとおり、ファームウェアアップデートで解消する不具合は意外と多いので、定期的な更新の適用が望ましいと思います。