Surface Pro Type Coverは、折り曲げてチルトで使うべきか、伸ばして使うべきか
マグネットで先端部を本体に固定し、チルトできる新Type Cover
Surface Pro Type Coverの新機能チルトモードはどのような場面で有効なのか?
Surface Pro 3とともに新発売された新しい「Surface Pro Type Cover」。
実は私、本体購入当初は前モデルのType Cover 2を流用しておりましたが、サイズが小さいために「カバーにならない」「閉じてもスリープにならない」という弱点を知って、カバーも新調しました。
このSurface Pro 3専用Type Coverの最大の改良点は、マグネットで本体下部に固定し、キーボードをチルト(傾斜)できるようになったことです。
本記事では、このチルトモードの使用感について書いてみました。
チルトモードへの変形方法
チルトしていない状態では、Type Coverはデスクに密着して水平になっています。
この状態から、マグネットの入っている部分を折り曲げて本体下部に密着させると、チルトモードにすることができます。
正面から見るとこのような感じです。
チルトモードでの使用感:確かに打ちやすい、ただいくつか気になる点が
チルトモードでしばらく使ってみましたが、キーボードに傾斜がつけられるので、一般的なノートパソコンのキーボードに近くなり、打ちやすさは向上します。
ただ、残念ながら、気になる点がいくつかあったので、私自身はデスクで常用するのは断念しました。
その原因は、チルトモードで生じる、Type Coverとデスクの間の隙間にありました。
チルトモードで生じる隙間
Type Coverは薄型なので、デスクに密着せず隙間がある状態だと、残念ながらキーボードを打つたびに本体がしなってもとに戻る「ガコッガコッ」という感じの大きめの打鍵音がします。
私は外出先のみならず、自宅にいても気になるようになったので、泣く泣くデスクに置いているときはチルトモードは使わず、従来通りの水平置きでいくことにしました。
膝の上で使う場面では、がぜんチルトモードが便利
ところが、膝の上で使うと、がぜんチルトモードが便利と感じました。
具体的には、
- 太ももの柔らかさで音が衝撃が吸収されるので、打鍵音がそれほど気にならなくなる。
- 本体とType Coverがマグネットでしっかり固定されるので、膝の上で本体がぐらつくことなくスムースに使える(本体を水平に近い角度にするとさらに安定します)
まさに、ラップトップのために用意された新機能なのだな・・・と感心しました。
結論:デスクでは水平モードで、膝の上ではチルトモードで使っています
というわけで、私の場合、通常デスクで使うときは従来通りの水平モードで、やむを得ず膝の上で使う場合はチルトモードで使っています。
将来、軽くてたわまないType Coverが出てくれば、チルト常用でよくなるのかもしれませんね。