Windowsストアアプリのように見えるけどそうでないものがある?
Windowsストアアプリとは何か、実は奥が深かった
Surface 2を使いこなす上で、Windowsストアアプリはなくてはならないものです。
「Windowsストアアプリ」の定義は、下記の公式の開発者向けサイトに詳しく説明されています。
ざっくりいうと、
ところが、これらのどちらかに当てはまっても、Windowsストアアプリでないものもあるというのです。プロライター山田祥平氏の解説を参照して調べてみました。
Windowsストアで配布 ≠ Windowsストアアプリ
Windowsストアに並んでいるのは、当然Windowsストアアプリが中心ですが、中には「デスクトップアプリ」(従来のパソコンソフト)も含まれています。
Windowsストアで入手できるアプリすべてがModern UI用のアプリとは限らない。
たとえば、Googleのブラウザ「Chrome」をWindowsストアで検索するとヒットする。だが、デスクトップアプリであると記載されていて、インストールしようとすると「アプリを発行者から入手してください」となっていて、Googleのダウンロードサイトへ誘導される
山田祥平のブレイクアウトWindows 8 - ブラウザを使いこなそう:ITpro
デスクトップアプリは、たとえストアに並んでいても、ストアからインストールすることはできないし、ストアを通じてアップデートすることもできないということですね。
なお、デスクトップアプリを追加インストールできないSurface 2では、ストアを検索してもChromeのようなデスクトップアプリは表示されないようです。
Modern UIを搭載 ≠ Windowsストアアプリ
例えば、IE11にはスタート画面のタイルから起動するModern UI版が用意されています。見た目はWindowsストアアプリそのものです。
ところが、このModern UIを搭載したIEは、「Windowsストアアプリではない」というのです。
Windows 8.1 でWebをブラウズするためには、3つの方法が用意されている。
- Windowsストアアプリ
- 従来型デスクトップブラウザ
- 没入型デスクトップブラウザ
Windows 8.1標準のIntenet Explorer 11は、上の2.と3.、2つの顔を持つ。よくストア版IEといった言い方をするが、実際には3.であり、ストアアプリではなく、デスクトップ版のブラウザが、その見かけを変えたものにすぎない。
【Windows 8.1ユーザーズ・ワークベンチ】ストアアプリのIEなんて存在しない - PC Watch
確かに、標準搭載アプリのうち、「メール、カレンダー、People」「ニュース」「天気」「スポーツ」などはWindowsストアに並んでおり、また、ユーザの手でアンインストール、再インストールが可能です。
これに対して、「IE11」「ストア」「OneDrive」「PC」などのアプリは、Modern UIは搭載していますが、Windowsストアには並んでおらず、アンインストールもできません。
他のアプリと異なり「アンインストール」が選択肢に表示されない
この法則にしたがって言えば、IE11などは、「Modern UIを搭載しているけれどもWindowsストアアプリではない」ということになるのでしょう。
結論:Windowsストアに並んでいて、Modern UIを搭載しているのがWindowsストアアプリ・・・という理解でよいのでしょうか?
以上を総合すると、「Windowsストアで配信されていて」かつ「Modern UI」を搭載しているものがWindowsストアアプリということになりそうです。
公式にこの理解でよいのか、ソースを見つけられていません。当ブログでは暫定的に「Windowsストアアプリ」と、「Windowsストアで配信されているアプリ」「Modern UIを搭載するアプリ」は必要に応じて区別していきたいと思います。