Surface Pro 4 / 3 ビジネス活用日記

Surface Pro 4 / Surface 3 の意外と知らない活用法を発信します

Surface 2は私の用途で使える? を判断する10のチェックポイント

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価格.comの掲示板などでは、「タブレットかノートパソコンを買いたいのですが、Surface 2で大丈夫でしょうか?」という質問が寄せられることがよくあります。

 

それに対し、「Windows RTはやめた方がよい」という回答がたくさんつきます。

 

自分が熱烈なWindows RT信奉者なので控えめに言いますが、「用途によって、向いているユーザーもいるし、向いていないユーザーもいる」というのが実際のところではないかと思います。

万人向けではないのと同時に、誰にも向いていないわけでもなく、用途さえ合えば十分便利に使えるのがSurface 2です。

 

そこで、Surface 2をほかのWindows 8.1タブレットAndroidなどと比較検討されている方のために、あなたの用途との相性を判断できる「10のチェックポイント」を考えてみました。

 

Surface 2に向いている5つのケース

 

  1. Microsoft Office 2013を使いたい
  2. Microsoftのサービスを中心に使いたい
  3. スマホと連携して使いたい
  4. PCの管理に手間をかけず安全に使いたい
  5. 目を引く洗練されたデザインの方がよい

 

1.Office 2013

 

これを使わない場合は、Surface 2を選択する理由がないといっても過言ではないように思います。

 

最近、iPad版のOfficeが登場しましたが、日本では発売されていないのと、マウスが使えないというiOS特有の弱点があります。

また、iPhone/ Androidスマホ用のOffice(無料)は閲覧と簡易編集に特化しており、文書を一から作成するには向いていません。

 

デスクやスターバックスで腰を落ち着けて資料作成するなら、Surface 2は最適な相棒です。

 

2.Microsoftクラウドサービス

 

Microsoftクラウドサービスとは、主に以下の「4つのO」のことです。

 

  1. 電子メール・カレンダーのOutlook.com
  2. クラウドストレージのOneDrive
  3. メモ・ノートサービスのOneNote
  4. オンラインOffice編集のOffice Online

 

これらは、いずれもSurface 2にログインするのと同じ「Microsoftアカウント」を使い、標準装備のアプリでそのままサービスを使えるので、とても便利です。

 

これらも、使わないとSurface 2を使う魅力が大きく下がる必携サービスですね。

 

Surface 2非公式マニュアル(34) Microsoftの最新クラウドサービスをフル活用する - Surface 2 非公式マニュアル + Windows Phone(使い方・活用法)

 

3.スマホと連携して使いたい

 

Microsoft純正のサービスに限らず、クラウドサービス中心に使うと、スマホやパソコンでも同じデータにアクセスでき、電車の中ではスマホ、書斎ではパソコンといった感じで使い分けられます。

 

特に、iPhoneなどのスマホとの併用はおすすめです。Surface 2本体は比較的大型なので、席のないところでさっと出して使うのは難しいのですが、そういう時はスマホからサービスを使えばOK。大画面がほしい時にSurface 2を使えばよいのです。

 

 

クラウドサービスを中心に使っていると、Windowsストアアプリの品ぞろえがやや寂しいのもあまり気にならなくなります。

 

4.PCの管理に手間をかけたくない

 

これは通常のWindows 8.1タブレットやノートパソコンと比較した場合の長所ですね。

 

Surface 2の搭載するWindows RTは、マルウェア脆弱性全般に強い特徴を持っています。

 

(1)ユーザーの手でプログラムを自由にインストール・実行できない、(2)OSや各種アプリケーション・ドライバ類のアップデートがほぼ全自動、であるためです。

 

iOSやAndoridのようなスマートデバイス用OSと同様に、システムアップデートとストアを通じたアプリのアップデートの2つだけで済むので管理が大変楽です。

デスクトップアプリケーションや周辺機器ドライバを一つ一つアップデートする手間よ、さらば!

 

5.洗練されたデザイン

 

スターバックスコワーキングスペースなどでMacbook Airでいわゆるドヤリングしているユーザーは多いですが、Windowsパソコンの多くは実用本位のデザインです。

 

ズバリ、これに対抗できるのはSurfaceシリーズ位でしょう。Kickスタンドで本体を立てて、カラフルなType Cover 2をパカッと開く。

 

自己満足といえばそれまでですが、結構こういう気分的なものも大事ですよね。

 

Surface 2に向いていない5つのケース

 

  1. 以前から使っているパソコンソフトをそのまま使い続けたい
  2. Excelのマクロを使う必要がある
  3. 手持ちのDVDビデオやテレビ番組を鑑賞したい
  4. Amazon Kindle電子書籍が読みたい
  5. Evernote/ Dropbox / Googleカレンダーなどをヘビーに使っている

 

1.従来のパソコンソフトの使用

 

従来のパソコンソフトは動きませんし入れられません。画像編集や家計簿など、クラウドサービスで代替できるものはありますが、以前から使い慣れたパソコンソフトをそのまま使い続けたい場合はSurface 2ではできません。

 

また、専門性の高いソフトや開発系、日本語変換ソフトATOKなどは本体だけでは現状使うすべがありません。

 

唯一、リモートデスクトップという方法もあることにはありますが、ある程度の知識がないと使うのは難しいのです。

 

2.Officeのマクロを使う

 

Surface 2の搭載するOffice 2013 RTは、Office 2013のほぼすべての機能が使えますが、業務などでどうしてもOfficeのマクロやアドインが必要な場合は向いていません。

 

これも回避する手段はリモートデスクトップのみ・・・。

 

3.DVDビデオやテレビ番組の再生

 

現時点で、対応アプリがないためDVDビデオを再生する手段はありません。

また、著作権保護技術DTCP-IPに対応したアプリがないため、nasneやBDレコーダーで録画したテレビ番組を視聴することはできません。

 

You Tubeなどの動画共有サービスや、Xbox VideoHuluなどの動画配信サービスを利用する必要があります。

 

4.日本のKindleストアに非対応

 

スマホやパソコンと違うタブレットならではの使い方として、電子書籍が挙げられます。

 

なのに、最大手のAmazon Kindleの本が読めるアプリがない・・・。大変もったいないことです。英語版はあるのですが、日本のストアに対応していない。

なぜ対応できないのか?以前からの謎ですが、いまだに対応する気配すらありません。

 

今のところ、大手電子書店で使えるのは紀伊国屋書店のKinoppyのみ(素晴らしい!)。Webブラウザ経由なら、BookLive!・Yahoo!ブックストアなどが利用できます。

 

これを機に、Kinoppyに乗り換え! を決断できるかどうか。

 

5.競合他社のクラウドサービス

 

Microsoftの純正サービス群はSurface 2との相性はベストです。

 

反面、競合他社のクラウドサービスを使おうとすると、制約がいろいろ出てきます。

 

 

Microsoftのサービスメインに乗り換えたくない場合は、ぐっと不便になってしまいます。

 

結論:Mobile first, Cloud first !!! 最新のモバイルとクラウド技術を使いこなしたいあなたにSurface 2

 

Surface 2は、パソコンではないのです。また、ほかのタブレットとも違います。

その正体は、タブレットとパソコンの中間に位置する新世代のデバイスです。既存の製品とと比較して欠点が気になる場合は向いていません。

 

  • とにかく、新しい技術とサービスを使いたい!
  • Microsoftが大好き!
  • 他の人が使っていないものを使いたい!
  • 多少欠点があってもいい!

 

用途さえ外さなければ、ほかにないメリットを満喫できる。

この素晴らしい世界を、あなたも体験してみませんか?