Surface Pro 4 / 3 ビジネス活用日記

Surface Pro 4 / Surface 3 の意外と知らない活用法を発信します

Surface 2非公式マニュアル(34) Microsoftの最新クラウドサービスをフル活用する

Surface 2は、Microsoftの最新技術のショーケースである

 

Surface 2は、普通のWindows 8.1マシンではありません。Microsoftの最新技術に最適化された最先端のデバイスです。

 Surface 2は、Windows 7までの技術の多くを使うことはできませんが、その代わりに、最新技術を存分に使いこなすことができます。

 

では、Microsoftの最新技術とは何か? それがクラウドサービス「OneDrive」「Outlook.com」「OneNote」「Office Online」です。

 

残念ながら、これらのサービスは大変便利なのですが、競合他社のサービスに比べて後発のため、書籍やオンラインの解説があまりありません。また、触れられていても、アップデートを重ねて情報が古くなっているケースがあります。

 

そこで、この記事では、現時点で最新の情報をまとめてお届けすることにします。

 

便利(1) Microsoftアカウントですべての利用可能

 

種類:アカウントID

競合:Googleアカウント、Apple ID

長所:MicrosoftのOSとクラウドサービスへの一元的窓口

 

Microsoftアカウント、旧称Windows Live IDは、Microsoftの提供するクラウドサービスへの一元的な窓口です。Surface 2へのログインに使うMicrosoftアカウントでそのまま利用することができます。

 

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Microsoft アカウントは Microsoft が提供しているインターネット上で個人認証を行う手段のひとつです。1 回サインオンすれば複数のサービスが利用可能なシングルサインオン機能によって、マイクロソフトが提供しているオンラインサービスが別途の手続きなく、そのまま利用できます

基礎知識|Microsoft アカウント

 

Surface 2にサインインすれば、特に設定やログイン操作を行うことなく自在に活用することができるのです。これはサードパーティのサービスにはない利点です。

 

また、Surface 2だけではなく、ほかのWindowsパソコン、Macスマートフォンなど、様々なデバイスから同じサービスを利用でき、データはクラウド上で自動的に同期されます。

 

どこにいても、また、どのようなデバイスを使っていても、同じサービスとデータを利用できるのは、大変便利です。

 

便利(2) 「OneDrive」:システム標準のクラウドストレージ

 

種類:クラウドストレージ

競合:DropboxGoogle Drive

長所:自動同期。ドライブ空き容量の節約

 

「OneDrive」旧称SkyDriveは、Surface 2の標準のファイル保存場所です。

 

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任意のデバイスを利用して、どこからでも無料で写真、動画、ドキュメントなどのファイルを簡単に保存して共有できます。 新規登録すると、無料で 7 GB の容量が使えます。

Microsoft OneDrive

 

分類上は、ローカルとクラウドでファイルを同期する「同期型クラウドストレージ」であり、クラウドに保存されていることを意識せずに使うことができます。

それに加え、ローカルのファイル容量を自動的に節約する機能がついており、HDDのないSurface 2では大変重宝します。

 

Office 2013ではデフォルトのファイル保存場所がOneDriveになっているほか、デスクトップではエクスプローラ、タッチでは「OneDrive」アプリを用いてファイル操作を行うことができます。

 

便利(3):「Outlook.com」:強力な受信トレイ管理機能のWebメールとカレンダー

 

種類:Webメール&カレンダー

競合:GmailGoogle Carender

長所:容量無制限、シンプルなUI、強力な受信トレイ管理機能

 

Outlook.com」旧称Windows Live Hotmailは、Surface 2標準の電子メールおよびカレンダーです。

 

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Outlook.com – マイクロソフトの無料の個人用メール

 

かつて「Hotmail」と呼ばれており、無料で使えるWebメールサービスの草分け的存在でしたが、現在では、「Gmail」に匹敵する高機能サービスとなっています。

 

プロバイダのメールと違い、あらゆるデバイスで同じメール読むことができ、バックアップが不要、迷惑メール対策も非常に高機能と、まさに新世代の標準メールサービスというべき高い完成度を誇っています。

 

Surface 2では、標準の「メール」「カレンダー」を使うことで、特に設定することなくOutlook.comの機能を利用することができます。

 

便利(4):「OneNote」:マルチデバイスの万能メモ&ノートサービス

 

種類:オンラインメモ&ノート

競合:EvernoteGoogle Keep

長所:高機能、無料容量大

 

 

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OneNote は、あらゆる種類の情報を取り込み、保存して、共有するためのデジタル ノートブックです。

Microsoft OneNote | The digital note-taking app for your devices

 

OneNoteは、もともとOfficeのいちアプリケーションという位置づけだったものが、マルチプラットフォーム対応をはたして独立したWebサービスとして無料で提供されるようになったものです。

 

Surface 2には、「OneNote 2013」(デスクトップアプリ)と、「Windows ストアアプリのOneNote」の両方がインストールされており、両方とも無料で利用することができます。

 

機能の豊富さはOneNote2013が上ですが手軽に利用できるのはストアアプリ版の方です。好みに応じて使い分ければよいと思います。

 

作成したノートは、スマートフォンからも参照可能です。

 

便利(5):「Office Online」:オンラインでOffice文書の編集・共同作業ができる

 

種類:Office文書編集

競合:Google Drive、Box

長所:純正サービス、共同作業

 

Office Online、旧称Office Web Appsは、もともとデスクトップアプリであったOfficeの機能を、Webブラウザ上で使えるようにしたものです。

 

編集機能は最小限で、印刷機能も便利とは言えませんが、PCにOfficeがインストールされていなくても使えること、共同編集機能を備えていることから、緊急呪医に重宝する機能といえるでしょう。

 

ただ、Surface 2は、Officeがプレインストールされているので、Surface 2さえ持ち歩いていれば、Office Onlineを使う場面は少ないかもしれません。

 

結論:MicrosoftクラウドサービスはSurface 2に必須。これを機にぜひ体験を

 

これまで、各分野の強力な競合サービスの存在のため、Microsoftクラウドサービスは必ずしもメジャーな存在ではありませんでした。

 

しかし、昨年から今年にかけての全面リニューアルにより、最先端の使い勝手を備えた使いやすいサービスに仕上がっています。特に、Surface 2での使い勝手は競合サービスよりも上回っており、事実上必須のサービスといえます。

 

Surface 2のユーザーになったからには、絶対にこれを使いこなさないと損ですよ!

 

 

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