Surface 2非公式マニュアル(32)-2 OneNote専用スキャナアプリ「Office Lens」を試す
Office Lens は、ポケットに入れて持ち運べるスキャナーのようなアプリです。名刺やレストランのメニュー、ホワイトボードや黒板に書かれた文字などを写真に撮って、手元に保存することができます。
Office Lens: OneNote 用のスキャナーを持ち歩く - Office Blogs - Site Home - TechNet Blogs
Office Lensは、OneNote専用のスキャナアプリ。ただしWP8のみ
OneNoteの機能追加で、目玉の1つとして挙げられていたのが「Office Lens」です。
本記事では、この「Office Lens」の使用感についてご紹介したいと思います。
残念ながら、この「Office Lens」、日本法人で開発されたようなのですが、Windows Phone 8および8.1専用のアプリなので、日本国内で利用できるユーザーがほとんどいません。
今後、iPhoneやAndroidへのマルチプラットフォーム対応が期待されるところですが、どの程度の実力なのか、一足先に試してみましたよ。
Office Lens:シンプルにスキャンし、OneNoteに直接保存
Office Lensそのものは、シンプルなアプリです。
「写真」「ドキュメント」「ホワイトボード」の3種類から撮影対象を選択し、撮影するだけです。
「ドキュメント」「ホワイトボード」を選んだ場合は、画像をアプリが自動認識し、余白や傾きを自動補正してくれます。このため、適当な角度から適当に撮影すれば、アプリが見栄えよく仕上げてくれます。
撮影した画像は、OneNoteにノートとして保存されるほか、撮影した写真としてOneDriveにも保存されます。
試しに、手元の目薬を撮影してみたところ、こんな感じになりました。目薬の箱を自動認識して余白がなくなり、角度もまっすぐになっています。
OCR機能はうまく使えなかった
Office Lensの目玉機能の1つが、スキャンしたドキュメント上の文字をOCR(光学的文字認識)処理し、OneNote上でテキスト検索可能になるというものです。
しかし、私が実験した限りでは、「スマイル40」などと検索してもヒットしませんでした。このあたり、もう少しアプリのクセがわかるまで使い込んでみる必要がありそうです。
機能的には一般的なスキャンアプリと大差ない。OneNoteとの連携が命
私が試してみた限りでは、スキャナアプリとしての基本機能は優れているように感じました。
ただ、JotNotやCamScannerなど、ほかの有力スキャンアプリから乗り換えるほどの劇的な違いがあるかというと、少し疑問です。スキャンできるファイル形式がPDFではなく画像のみだったり、スキャナとして考えると物足りないところもあります。
OneNoteを使い倒しているWindows Phoneユーザー向けのニッチ製品、というのが現時点での感想です。今後の進化に期待!ですね。
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