Surface Pro 4 / 3 ビジネス活用日記

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Surface 2非公式マニュアル (16) 公衆無線LANは使えますか?→使えますがセキュリティにご注意を

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Surface 2で外出時に利用できるネットワーク接続方法は2種類

 

現在発売されているSurface 2などSurfaceシリーズは、すべてwifiモデルのみでLTE通信に対応したモデルはまだ発売されていません。(開発中という情報はあります)

 

このため、外出先でネットワークに接続するには、以下のいずれかの方法をとる必要があります。本記事では、主に1.の公衆無線LANサービスについてご紹介します。

 

 

  1. 公衆無線LANサービスを利用する
  2. スマートフォンテザリング接続を利用する

 

テザリングは手軽だが、利用料と通信量、バッテリーに注意が必要。

 

2.のテザリングは、自分のスマホを使えばよいので、場所を選びません。

反面、毎月のテザリング利用料の支払い、LTEの通信量制限(多くの場合7GB)やスマホの電池切れのリスクがあります。

 

利用方法(Surface 2とiPhoneで利用する場合)はこちらを参照してください。

 

電話のデータ接続を利用したテザリング | テザリング

iOS:インターネット共有について

 

公衆無線LANサービスことはじめ:プロバイダとアクセスポイント

 

さて、この記事の本題の1.公衆無線LANサービスに移ります。

 

「公衆無線LANサービス」とは、不特定多数のユーザー向けに提供されているwifi接続サービスのことです。

 

サービスを利用するには、サービスを提供している「プロバイダ」と契約したうえで、プロバイダが接続用に設置している「アクセスポイント」に接続する必要があります。

 

契約していないプロバイダのアクセスポイントには接続できませんが、「ローミング」という形であらかじめほかのプロバイダのアクセスポイントへの接続が可能になっているケースもあります。詳細は各プロバイダの利用条件をご確認ください。

 

公衆無線LANプロバイダは、無料のものと有料のものがある

 

現在利用できる公衆無線LANサービスについてまとまった情報としては、以下のInternet Watch誌のものが最もわかりやすいようです。(13年6月時点)

 

【リンク集】サービスエリア拡大競争に突入? 公衆無線LAN(Wi-Fi)の今 -INTERNET Watch

 

プロバイダは、大別して以下の3種類に分けられます。

 

  1. 携帯電話会社系(パケット定額契約者は無料で利用できる)
  2. 無料系(コンビニ、FONFREESPOTスターバックスなど)
  3. 有料系(インターネット接続プロバイダ運営が多い)

 

上記記事によると、ドコモおよびauスマホを契約していれば、スマホ以外のデバイス(Surface 2)でもwifiが利用になるようです。

 

無料で使えるスポットは、ズバリ、スターバックスが便利

 

有料プロバイダと契約する選択肢ももちろんありますが、月数百円の出費は年間数千円に相当します。ならば、無料プロバイダを最大限活用したいところ。

 

ところが、無料で使えるプロバイダの使い勝手はいまひとつのものが多いのです。

 

  • コンビニ系→店の近辺しか使えない+接続時間に制限あり。コンビニの駐車場に体育座りしてSurface 2を使うのは非常につらい。
  • FONFREESPOT→アクセスポイントが住宅地にあったり、ちょうど良い場所に設置されていないケースが多い。

 

もっとも使えそう、というか、自分でも使っているのがスターバックスです。座席がしっかりしており、ハンバーガーやポテトの油がつくこともなく、飲み物もうまい。理想的環境です。ほかにも、独自にアクセスポイントを設置しているカフェもあります。

 

アクセスポイント名は「at_STARBUCKS_Wi2」で、登録は以下のページからメールアドレスとパスワードを登録するだけです。

 

at_STARBUCKS_Wi2

 

公衆無線LANのセキュリティには要注意

 

便利な公衆無線LANサービスですが、注意すべきこともあります。それは、データやパスワードの漏えいです。政府(総務省)では、公衆無線LAN利用時のセキュリティ確保について注意を呼びかけています。

 

これだけはやっておきたい!「無線LAN情報セキュリティ3つの約束」:政府広報オンライン

http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/cmn/img/home/security_lan.pdf

 

以下、守るべき3つの約束を抜粋します。(なお、約束3は自宅のアクセスポイントに関することなので省略します)

 

 

約束1 無線LANを利用するときは、大事な情報はSSLでやりとり

インターネットは、一般に通信内容を盗み見られる危険性があるものですが、無線LAN利用時には、ケーブルの代わりに電波を使っているため、その危険性が高まります。

それを防止するためには、信頼できるウェブサイトやサーバとの間で、インターネット上でデータを暗号化して送受信する方法(SSL:Secure Socket Layer)が有効です。

特に、ID・パスワードなどのログイン情報、クレジットカード番号や暗証番号といった大切な情報、名前や住所、写真、動画などのプライバシー性の高い情報をやりとりするときには、「SSL」による暗号化がされていることを確認してから、送受信するようにしましょう。

 

約束2 公共の場で無線LANを利用するときは、ファイル共有機能を解除

パソコンのOS(基本ソフト)やスマートフォンのアプリケーションには、自分の端末に保存されているファイルを、ネットワークを経由して他のユーザと共有することができる「ファイル共有機能」※5があります。

このファイル共有機能が、公共の場で無線LANを利用するときに有効になっていると、他人からパソコンやスマートフォンに保存してあるファイルを読み取られたり、不正なファイル(コンピュータウイルスなど)を送り込まれたりすることがあります。

このような危険を回避するために、ファイル共有機能の利用は家庭や職場のLANに接続する場合に限るようにし、公共の場では解除しましょう。

 

Surface 2の場合、最初にアクセスポイントに接続するときに、以下の手順をとれば公衆無線LANモードで接続されます。

 

 

ネットワーク上の他のコンピューターやデバイスとネットワークを共有するかどうかを選択します (指示が表示された場合)。喫茶店などの公共の場所でネットワークに接続する場合は、[いいえ] を選択します。

Microsoft Surface をワイヤレス ネットワークに接続する | Wi-Fi に接続する | ワイヤレス ネットワーク接続

 

心配であれば、コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定」で、「ネットワーク探索」や「パブリックフォルダの共有」が無効になっていることを確認しておきましょう。

 

あと、「入力しているデータやパスワードを物理的に覗き見られる」「本体やUSBメモリが盗難にあう」リスクもあります。これは人間が気を付けるしかありません。

 

公衆無線LAN利用のまとめ

 

  • 携帯電話会社やスタバの無料APを賢く使うと節約できる
  • セキュリティ上の注意事項を忘れず、設定と盗難のぞき見の両面で自衛する
  • スターバックスMacBook Airにもう遠慮は無用。Kick Stand + Type Cover 2のコンボで返り討ち Yeah!

 

 

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