2人のクラウディアが浮き彫りにする、「Surface 2.5次元」の必要性
クラウディアは意思と個性を持つ人だった。
クラウディア・窓辺は単なる萌えキャラではなく、れっきとしたプロジェクトである
何か最近クラウディアネタを多用していますが、今日は一味違います。一応マーケティングの話です。
さて、ご案内のとおり、クラウディアがほかのあまたいる萌えキャラ(Microsoftだけでもほかにたくさんいる・・・ようです)と異なるのは、自ら「クラウディア」と名乗る実在の技術者が存在することです。
As you know Claudia Madobe is Windows Azure official character in Japan, and her 2.5 is "Azure Cafe" manager Today. pic.twitter.com/vm91G3r3q4
— 戸倉彩 (Aya Tokura) (@ayatokura) 2014, 1月 10
この、自ら先頭に立ってWindows Azureとクラウディアを広報普及しているのが、Microsoftエバンジェリスト・戸倉彩さんです。
戸倉さんは、インタビューで、活動の目的を「キャラクターコミュニケーション」と説明しています。つまり、キャラと技術者を融合(戸倉さん曰く「2.5次元」)させ、自らユーザーと時に顔の見えづらい巨大企業Microsoftとの橋渡しをしようという目的と理解しました。
他の企業とのコラボレーション、コミックマーケットに来場する参加者との関わりを、戸倉氏は「キャラクターコミュニケーション」とした。
このC85ではキャラクターコミュニケーションを意識するとし、クラウディア窓辺や他の応援キャラクターの周知や活用は、「企業とユーザー間だけではなく、企業同士のコミュニケーションのきっかけにもなる」と語る。
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クラウディアは、ビジネス戦略と一体のプロジェクト。戸倉さんが自ら衣装をまといユーザー参加型イベント「Azure Cafe」などを主催しているのも、同様の意図でしょう。
実在のキャラが、マーケティングに革命を起こす
別のインタビューでは、「社内での軋轢もある」という見出しがついていましたが、エンジニアが自らキャラとして潜在ユーザーを掘り起こすという手法は、Microsoftにとどまらず、新しいマーケティング手法として大いに注目できます。
私も、Windows Azureを使わなければならない・・・ような気がして、でもこれ、中小企業向けクラウドだよな? と日々自問自答しております。
願わくば、「会いに行けるエンジニア」として、ぜひキャラを上回る人気を獲得して新規顧客をつかみ、ビジネスを拡大いただければと思っています。
Surface 2には「2.5次元」がいないのである。出でよ!Surface 2の担当技術者
さて、いよいよSurface 2の話ですが、振り返ってみると、Surface 2に関して、Microsoftとユーザーの接点は非常に希薄なのですよ。
「タブレットPC」というこれまでにない新しいカテゴリーの製品であるSurface 2は、まさに、どういうものなのか、どのように使えるのかという情報が圧倒的に不足しています。解説本もメジャーなハックサイトもないので、ユーザーが孤立してしまっているのです。
量販店の店員さんに接点としての期待がかかるわけですが、「RTはやめた方がいいですよ」「プリンターが使用できません」「それより、フレ○ツはご契約中ですか?」という方が多い現状では、率直に申し上げて多くは期待できません。
私の記憶では、Office2010が発売されたとき、Microsoftは全国各地で、「冴子2010」という実在のモデルさん扮する先生キャラがOffice2010の新機能を開設するというイベントをやっていました。
Surface 2も、ユーザーと店員さん、両方への周知を兼ねて、全国キャラバンやってはいかがでしょうか?
そのためにも、「Surface 2.5次元」を担う中心人物の早期発掘を、マジメにMicrosoftに提言します。アナザーエバンジェリストを、社内外で急募されたし。
新大学生がSurface 2を買い始めるまであとわずか。
いつやるの? 今でしょ!
(ナウいオチでなくてすみません・・)
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