【お正月特集(1)】緊急提言:Surface RTを福袋や期間限定特価で売ってはいけない理由
やってはいけない!! 例:コジマSurface RT福袋(色々わかって買う方はどうぞ!)
皆様、あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
さて、元旦といえば初売り、が毎年の風物詩ですが、Surface 2を横目に在庫継続中のSurface RTが、福袋や期間限定セールで売られているようです。
・冒頭のコジマの初売りチラシ
http://www.kojima.net/shop/shopsearch/chirashi.htm
・Windowsストアの特売告知
あけましておめでとうございます。本年も是非マイクロソフトストアをよろしくお願いします!早速ですが、初売りキャンペーンのご紹介です。本日から5日まで期間限定でSurface 64GBが期間限定 の32,800円(税込)!在庫限りです!
http://t.co/h4KBCH0D3H
— MicrosoftStore Japan (@MSStore_JP) 2013, 12月 31
タダや福袋ほど高いものはない:RTは自分で納得して購入することが絶対に重要
こういう売り方は、「在庫を処分したい側の論理」であって、RTの売り方としては全く適切ではありません。それは、RTが「わかって買わないと購入満足度が下がる」特殊な製品だからです。
以下の記事をご覧ください。なんと、アメリカで「RTをクリスマスプレゼントでもらった人が困っている」というのです。そりゃ、Windowsだといわれたのにパソコンソフトが動かなかったら怒りますわな。RTのこと何も知らなければ。
"I got a Surface RT for Christmas."
"You must have been good this year, that's a nice gift" I replied. I do believe it is, so I was puzzled to see his face reflect little enthusiasm as he made the comment. It made sense when he continued.
"I liked it at first, but it's too restrictive. I can only get apps from the store and can't load two apps that I really need."
A Surface RT Christmas story | ZDNet
緊急提言:Microsoftおよび販売店の皆様へ
「家電批評」2月号の、全製品中年間ワーストバイの栄誉に輝いたのは、Surface RTです。パソコンソフトが動くと思った人に十分周知せずRTを売りまくった結果、現在まで「disられタブレット」の定番として尾を引いていることを、決して忘れてはいけません。
消費者はバカではありません。だまし討ちのようなことをすると、短期的に在庫はさばけても、顧客満足度とブランドイメージというもっとも重要なものを失うことになります。
Microsoftの経営層か、現場の方か、あるいは、販売店の皆さん!
申し上げるまでもありませんが、年初は年末と並んでものがよく売れる書き入れ時です。
その重要な時期に「昨年の手痛い失敗」を再度繰り返すことのないよう、切にお願い申し上げて新年のご挨拶とさせていただきます。
冒頭のZDNet記事の強烈な皮肉を、ぜひ直で読んでみてください。
Microsoft may have to deal with returns of the product, or worse, have unhappy owners of them. Neither is a good situation. This Christmas story may not have a happy ending for the folks in Redmond.
ユーザーの皆様、繰り返しになりますが、「すべてわかった上で」キッズや中高生向けにRTを安値買いすることは私はよい選択肢だと思います。
初売りセールで、「凶」ではなく「大吉」をつかみ取られますよう。お祈り申し上げます。
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