Surface 2非公式マニュアル(10) デスクトップの文字がにじんで見づらい→ClearTypeを調整しましょう
仕様の壁を乗り越える最後の一手、「ClearTypeテキストの調整」
テキストの拡大表示が見づらいのは仕様だが
Surface 2は、フルHD(1920*1080ドット)の高解像度ディスプレイを搭載していますが、Windowsパソコンでは、長らく、「15インチで1366*768ドット」といった「粗い」ディスプレイが主流でした。
その時代の弊害で、「高解像度ディスプレイでは、画面の文字が小さく見づらい」という問題が発生してしまっていました。文字を拡大表示する設定にすると、今度は文字の境界がにじんだりジャギーが出て見づらくなります。
Surface 2でも、そんな「痛し痒し」の状況は続いています。
デフォルトの拡大率は150%。しかし、変更すると使いづらい
冒頭の画像をご覧ください。Surface 2では、既定の拡大率は150%に設定されています。
デスクトップの文字を近くで見ると、境界が少しにじんだりかすんだりしているはずです。
これを100%や125%にするとにじみはなくなりますが、今度は文字やボタンが小さくなって操作性が低下します。
この「仕様」はどうにもなりませんが、実は拡大率150%のままで見づらさを軽減する方法があります。
それが今回のトピック、「Clear Typeの調整」です。
Clear Typeの調整方法の説明
Clear Typeとは、文字の境界を鮮明にするMicrosoftの技術で、標準のメイリオ・フォントで有効です。これ、微調整が可能なのです。
以下、手順をご説明します。
冒頭の画像のとおり、デスクトップで「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「ディスプレイ」→「Clear Typeテキストの調整」と進みます。
「Clear Typeテキストチューナー」が表示されるので、「次へ」を選択します。
あとは、視力検査のようにサンプルが次々と出てくるので(計5回)、見やすいと感じた方を選択していきます。
調整後、いかがでしょうか? 前より見やすくなったのでは?
私の印象では、文字がほんの少し太めになるように調整していくと見やすいように感じました。
OfficeやIEなど、デスクトップ環境の使用頻度は高いので、少しでも見やすいほうが効率が上がり、目にもやさしくてよいですね!
「仕様だから、しようがない」わけではなく、多少の打つ手はあります。
・・最近、寒さが厳しくなってきましたね。
それではー。
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