私がAndroidをとても嫌いな理由=見捨てられたから
Kitkatは、既存ユーザーを救わない
Androidはユーザーを見捨てる
Androidは嫌いです。Google先生は好きですが、Androidのことはとても嫌いです。
Googleもメーカーも、デバイスを売った後は事実上の放置状態。最新バージョンのOSとアプリが利用できず、多くのユーザーが脆弱性の危険にさらされても、手を打ちません。
著名ブロガーの山本一郎さんも、Androidのセキュリティを懸念する記事を書いています。かなり拡散されているので、関心も高かったのでしょう。
この時代にスマホをキャリアから買う必要はないかもしれないという話(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
実例:Acer ICONIA A100
実例を1つ挙げてきます。はじめに断っておくと、エイサー社だけが特に問題あるわけではないです。他も程度の差があれ構造は同じです。
さて、ICONIA A100という2011年11月に日本で発売されたタブレットがあります。
当時まだ珍しかった7インチタブレットで比較的よく売れた部類でしょう。
このA100、登場時のOSは当時最新のAndroid3.2でした。このあと、3.2.1へのアップデートがあったきり、OSのアップデートはありません。
1年半以上、OSがアップデートされずに放置されたままです。
追い打ち:Adobe Flash Playerのサポート終了
ICONIAをはじめ、当時発売されていたAndroidタブレットの多くには、AdobeのFlash Playerがプリインストールされていました。
Android向けFlashの開発は2012年8月で打ち切られましたが、これまでは古いデバイスのユーザー向けにセキュリティアップデートが提供されてきました。
ところが、今年の9月を最後に、セキュリティアップデートの提供が中止されることが発表されました。
Archived Flash Player versions
これで、ユーザーはOSもFlashも穴だらけのまま放置されることになりました。
Flashはプリインストールなので削除することもできず、ユーザーにはなすすべがありません。(OSの仕様)せめて、アンインストールを可能にするくらいのことはできないのでしょうか?
2年前に発売されたデバイスが、なぜこのような仕打ちを受けるのでしょう??理解できません。
Androidはなぜダメか:OEMメーカー任せが諸悪の根源
前述の山本さんの記事では、OSの開発をGoogleが、端末の開発・販売をOEMメーカーが行う体制が無責任対応を生んでいると指摘しています。
Googleからは各Androidパートナー向けに修正パッチが提供されているはずですが、この修正パッチを適用したアップデートが全てのエンドユーザーにまで隈無く配布されているかというと、残念ながらそうではありません。こうしたアップデートの提供は各キャリアやメーカーの対応に任されているため、何らかの理由からアップデートが提供されないままで今に至るという事例も見受けられます。
なぜキャリアやメーカーがシステムのアップデートを提供しないかの理由には、各社が独自で提供するサービスとの互換性に問題が生じることを避けたいなど色々細かい事情があるのでしょう。しかし、突き詰めれば結局はコストの問題であり採算に合わないということが大きいのだと思います。キャリアやメーカーも慈善事業ではありませんから、儲からないことはやりたくないというのが本音でしょう。
全くこの通りだと思います。
結論:ユーザーの自衛手段は、OSメーカーの製品を買うこと
つまるところ、最新のセキュリティを確保し、安全にデバイスをつかうためにユーザーができる自衛手段は、「スマホやタブレットは、OSメーカーのものを買うべし」ということに尽きるのではないかと私は思っています。
MicrosoftならSurface、AppleならiPhone&iPad、Amazonならkindle。なお、Windows Phoneは日本でまだでていませんね。
さて、本日のまとめ。
スマートデバイスは、Microsoft > Apple > Amazon >>> Google!!!
それでは。
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